なぜ任意売却事業が重要なのか?

任意売却24hネットワーク代表の落合聡志(おちあいさとし)です。
今回は私の経験をもとに、なぜ不動産会社にとって任意売却事業が重要なのか、書きたいと思います。


売主は通常の売買と同じく不動産会社に相談するが、任意売却のノウハウがある不動産会社は少ないため、任意売却の物件をきちんと扱える業者が非常に少ないのが現状です。

債務超過の為、売却するのは難しいと断られてしまうか、残債以上の価格で販売相場と乖離してるため結局売れずに競売が迫ってしまうというのも少なくありません。

1人でも多くの人を競売から救済する「任意売却事業」は社会貢献度が高いビジネスです。

不動産競売の案件数は年々増え続けています。しかし、任意売却の成功数は大きな変動を見せていません。これは、一般的に任意売却の認知度が低いのと同時に、専門知識の不足からきちんと実務をこなせる業者が少なく、任意売却まで至っていないことが原因と考えられます。一人でも多くの人を不動産競売から救済したいと考えて活動を続けてきた私たちは、任意売却業務をシステム化、マニュアル化し、どのスタッフでも実務が1人で行える様にしようと考えました。そうすれば、経験の少なさや知識のなさを原因とした任意売却の失敗が起こらないと考えたのです。


不動産業界未経験の女性スタッフが任意売却の実務を行えるようなシステムを開発

任意売却業務をシステム化するため、毎日試行錯誤の連続でした。専門性が高い任意売却業務をどのスタッフでも担当できるシステム作りを目指したので、実に長い年月を要しました。やがてようやくスタッフが一人で業務をこなせるようなシシステムができた頃、こんなご相談者がいらっしゃいました。会社のリストラにより、家が競売にかかるのをただ待つのみというご相談者、人生に絶望しているようにも見えました。業務を担当したのは不動産業界未経験の女性スタッフ。試行錯誤を繰り返し任意売却を成立させ、引越し費用を捻出することができた時、ご相談者が涙を流して喜んでくれました。任意売却事業で社会に貢献し、多くの債務者の手助けをしようと私や従業員に新しい目標が芽生えた瞬間です。
やがて、スタッフが数々の任意売却を成立させられるようになった頃、このシステムを他の業者さんと共有できれば、さらに競売で苦しむ人を救うことができると考えるようになりました。そこで立ち上げたのがこの『任意売却24hネットワーク』です。私たちが確立した仕組み、マニュアルを全国のパートナー企業と共有し、一人でも多くの債務者が救済されることを願っています。

任意売却ビジネスに重要なこと